父娘の湯巡り日記　松の湯界隈

７月１日10:00出発。
昼時に水沢に着いて迷わずうどん屋へ。４種類のつけつゆでざるうどんを食すというのが面白そうなので注文。なるほど、旨いし楽しい。
娘「うめぇ」。
水沢うどん　松島屋　0279-72-3618　\1000　



伊香保に立ち寄ると、娘「石段を登りたい」。へー？この暑いのにー？
渋々つき合うが、歩き始めると段々楽しくなってきた。
写真を撮って貰いたいなぁ。誰もいないなぁ、あ、きたきた。小学１年生くらいのお嬢が登って来たのでお願いする。出来映え滅茶苦茶上手。お嬢に感謝。
クランクまで登って汗だく。もうお終いと言うと、娘は先に行き神社へ登る石段を見て「まだあるじゃーん」。おいおい。
飲泉所、湧出地と寄って露天風呂へ。時間を決めて別浴。昔は混浴だったようだが訪れる人が多く無理からぬ変更と思う。
茶褐色の塩味、鉄味の湯は適温。空冷でクールダウンしながら、しばしまったり。あ、あのサンダルは娘のだ。通路を行くのを見て急ぎ出た。
伊香保温泉　伊香保露天風呂　0279-72-2488　\400　9:00-19:00 7:00-(土休日) 10:00-18:00(10-3月)　



ガラメキの土管の湯に向かう。道路を浸食する新緑の木々をばっさばっさと掻き分け、大きな石は車を止めてどかしながら進んで行く。
娘「うひゃー！楽しいんだか、怖いんだか、訳わかんねぇー！」。
更に進むと、ガーン！巨岩が道を塞いでいた。
押しても引いてもビクともしない。ロープに巻き付けて車で引き落とそうと考えたが、岩諸共車も引き落とされる可能性を否定出来ず、やめた。
ここから１時間の徒歩か、いやいや、クマちゃんもブヨも怖い。引き返す。
枝になった道を全て掻き分けてみるものの全部行き止まり。
娘「林道をバックで戻るのは怖いぞ」。任せとけって。
北側からの道は崩落しているのを確認しているし、あきらめよう。
娘「しょうがないね」。

川原湯温泉の聖天様露天風呂に行く。
娘が風呂で眼鏡を掛けているのはオカシイ、とかで一人粘るおっさんから丸見えの脱衣所を嫌い、外で裸になって入浴。
娘「絶対見られないようにするぞ！」。すんげぇ。タオル一本で身のこなしかたが地に着いてきた。
源泉は80℃にも及ぶので絶対加水が必要という注意書き。
静寂な山中に硫黄の香りが漂う屋根付き露天という佇まい。
この温泉地を水没させるのは、やっぱり勿体ない。平成25年6月閉鎖
川原湯温泉　聖天様露天風呂　0279-83-2591(川原湯温泉観光協会)
7:00-19:00　\100　




お仲間に誘われて泊まりに来た松の湯温泉松渓館。この日は仲間だけで貸切、着いてみれば一番乗り。荷解きももどかしく湯に直行。
32.4℃のざばざば溢れる源泉浴槽と自由な湯加減にできる加熱浴槽とを行ったり来たりして、いつまでもいつまでもひたすら時の過ぎゆくままに。
娘「いいねぇ、ここ」。
みんなが揃ったのはゆうげの刻。わいわいと乾杯。
料理はかゆいところに手が届く品が揃い、どれも味付けが上品。
宴は深夜まで続き、思い思いに湯浴みを楽しんだ。
あさげもまた気が利いていてあっさり旨い。旅館太りとは無縁だ。
松の湯温泉　松渓館　0279-67-3210　立ち寄り不可　








２日朝、仲間と別れて半出来温泉。二人で貸切状態。樽が二つと寝湯のある露天にそそくさと向かう。おや？娘がいつまでも来ないぞ。外から声をかけると、内湯でまったりしてたそうな。
娘「朝一番の湯はやっぱ内湯でしょ」。なるほど。
二人で樽に入ってザブー。気持ちいいねぇ！
娘「いやぁー！いいねぇ！」。
温度も熱すぎず温すぎず適温の湯は塩素イオンが濃い。
昼前まで涼んだり浸かったりを繰り返して、終始貸切状態。
半出来温泉　登喜和荘　0279-97-3373　8:00-20:00　\400　






尻焼温泉へ行き仲間と合流。仲間の一人が雑誌の取材を受けるんだそう。
脱衣所がないのでタオルで娘を覆うとパッパとKNちゃんに貰った湯浴み着に着替えた。そう、タイミングと俊敏さが勝負だよね。
川をせき止めたでっかい湯船は開放的だ。熱い温い、浅い深いはお好みを見つければよし。一番深い所は175センチの頭が沈む。ぶくぶくぶく。
娘「遊ぶんじゃなーい」。
堰きに上がってのクールダウンも爽快だ。
出たり入ったり、みんな思い思いに楽しんでる。一人を除いて。
娘「取材って大変だねぇ」。
仲間に写真を撮って貰う中、仲間が自分のカメラを湯の底に置く。
んー？！いいなぁ！！
尻焼温泉　川の湯　0279-95-3111(六合村観光協会)　24h　\0　





遅いランチタイムをみんなで取って、再び別れて我々は沢渡温泉。
まるほん旅館の扉を開けると快く立ち寄らせて貰えた。
湯殿を下に見ながら渡り廊下で湯をまたぎ大浴場へと降りる。
総檜の摩訶面白い造りだ。
しばらくすると先客が帰って貸切状態。浸かっては涼み、浸かっては涼み。
娘が女湯を見たいと行くと「誰もいなーい」。家族風呂も、いなーい。
暖簾を見て、娘「ここはなーに？」と開けて見ると檜の露天風呂。へー。
沢渡温泉　まるほん旅館　0279-66-2011　11:00-17:00　\700　






移動中、路肩に止めていた車に飛び出されてぶつかった。左側面傷だらけ。相手の右フェンダーは大きくへこんだ。んー、面倒臭いことになったぞ。
ところがぶつかって来た車は自動車保険の代理店の車で店の前から無確認で出た非を全面的に認めてくれた。日曜日に出社していた日産の工場長と直接話しをして貰って、即書類も揃い、警察介入無しに10分で示談成立。
寝ていた娘が目を覚ましたけれどお互い怪我も無かった。後日完璧に修理されてきて迅速な対応と工場長の配慮に感謝。



混浴ではなくなるという噂がある大塚温泉。心配の通り湯屋に隣接して湯殿らしき建物が建築中だ。むむむ。
湯屋はカランが抜けて源泉が吹き出したままなのもまま。吹き出す源泉をどうにも止められないといった様相でざんぶざんぶと溢れ返っていて貸切状態。娘「うひゃー！ラッキー！」。
温い源泉ざばざばと加熱掛け流しのＷ浴槽。素晴らしい組み合わせに父娘はノックアウト。全然出たく無くなる。ずっといるぞ。
そうもいかないし、いい加減にして女将に話しを聞いた。
８月に新湯殿が開業の予定で現湯屋は取り壊すつもりだったが旧来のお客のために残すかどうか思案中と言う。新湯殿は男女別浴だとも。
是が非でも残して欲しいと言い残す。
大塚温泉　金井旅館　0279-75-3073　8:00-21:00　\300　

渋川でみんなと合流してファミレスで夕食。そして解散。
んー、良かった良かった！