父娘の湯巡り日記 栗駒・弘前編−４
鄙びた温泉街の湯段で何処に入ろうかと選んだのは鄙び方がいい感じの旅館静明館。
廊下に明るくて元気なばあさまが居て男湯を貸し切りにしてくれました。入れる時間はばあさまが居る時とかで決まってないんだそう。
小さい湯船だけれどこういうシチュエーションはたまりません。まったりしちゃおう。娘「いいねぇいいねぇ。ゆっくりしていこう」。とトドる。
湯段温泉（ゆだん） 旅館静明館 0172-83-2150 \250/150 
嶽(だけ)温泉に戻って何処のお風呂に入れて貰おうかな。ここにしようと久しぶりに娘がアタック。お、立ち寄りＯＫ。
おぉ！この辺り唯一の硫黄泉が立派な檜風呂に掛け流し。
またまたまったりしちゃいましょう。
貸し切りじゃないからトドるなよ。娘「わかってらーい」。
嶽温泉 小島旅館 0172-83-2130 10:00-19:00 \350/200
雰囲気がうって変わってセンター系の共同浴場のようだった御所（ごしょ）。深緑の濁りがあり、苦くてしょっぱい湯。
御所温泉 0172-84-3360 9:30-21:30 \300/150
山に分け入った所に巨大施設。星に関する施設もある。内湯は循環。
ロマントピア温泉 あずましの湯 6:30-21:00 \500/250
熱い・普通の二つの浴槽があるが、熱い方は45℃位で普通のほうも43℃位あって非常に熱い。現代版湯治場というかコンドミニアムがある。
村市温泉 村いちの湯 0172-85-3113 9:00-21:00 \300/150
稲元は入口まで行きながら凄いボイラーの音が聞こえてきて娘「やめようよ」。そうだねとやめちゃう。
娘「おお！すごいヌルヌル！」。肌がヌルヌルする結構なお湯。素晴らしい。小さなサウナもあって露天は水風呂代わり？
大白温泉（たいはく） 0172-85-2919 10:00-21:00 \300/150
どいてくれー！どいてくれー！あまりの数にどうしても避け切れないカエルを踏んづけてしまう。右に左に何で道路を横断するの。じっとしてたって同じことじゃないのかい。
娘「あちゃー、今のは轢いたな」
結局海に出るまでずっと蛙を避けながら走ることになって、あー疲れた。
娘「30匹は踏んづけたなー」。
ようやく道の駅深浦に辿り着いて宴会、乾杯ー！
娘の入湯数が599ヶ所。明日はTVチャンピオンで優勝を決めた湯。その黄金崎不老不死温泉で600湯にして表彰状を作る算段なのでした。
荒れ狂う暴風雨で車が揺れる揺れる。
隣の車はどうだい？
娘「んー、お隣も随分揺れてますねー」
翌日も暫く暴風が収まらず車で待機。
ブランチを道の駅でとって黄金崎不老不死温泉へ移動。
着くと券売機にお金を入れて一目散に海辺の露天へ。おや？誰もいないではありませんか。道の駅で貰ったゴミ袋に着てる物を詰め込んで傘を差して入浴。
おめでとう！600湯！
娘「ありがとう！」
炭酸と鉄と塩の湯がいい感じ。このシチュエーションも素晴らしい。
二人きりで１時間ほどまったりしていると、次から次と人がやって参りました。
どうやら我々の姿を見て腰を上げて皆さんやって着たご様子。
二人きりでこの露天を堪能させて頂くことができたとは神様のお陰だと感じない訳には行きません。
