父娘の湯巡り日記 黒部編−1

虻・蚊・蚋が出る前にとカミさんと娘を連れて黒部峡谷鉄道沿線のお湯巡り。

7月2日18:00出発、23:00北陸道名立谷浜SAで車中泊。
「U-751」を見ながら今日は3人で宴会。乾杯ー!

3日天気快晴!黒薙までの切符を買って整理券を貰い宇奈月9:42発のトロッコ列車でいざ、お二人様ご案内ー!
トロッコを見て、娘「ちっちゃーい!」と目を細めてる。
背もたれの無いベンチシートが枕木方向に並びそれぞれ転落防止の鎖を外して乗り込むと、娘「ワクワクするなー」。
満席でガタゴトキーキーと小さい割に豪快な音をたてながら、
10:06黒薙(くろなぎ)で下車。\480/240

黒薙温泉へ案内看板の矢印は山登りだけどそっちには行きません。本線と別れたレール上を進みトンネル入口にある「立入禁止」のロープをまたいじゃう。娘「いいの?駅員さんが見てるよ」。
実は駅員さんに断ってくればOK。トンネル内を水平に移動できるのでこっちのほうが楽。
この線は黒薙第二発電所の資材運搬用に使われていて、列車が今にも来そうな雰囲気でエキゾチック。娘「ホントに来ないよね」。来たら逃げる。
暫く歩くと「黒薙温泉入口」という看板がちゃんとあるから通行禁止じゃないのだ。

悪い虫は一匹もいなくて時期は正に旬。お!強烈な加水ホースもあるぞ。思った通り熱いので盛大に加水。デンとどでかい混浴露天に3人でいただきまーす。底石を張り直したばかりだとかでとても綺麗。
カミさん「うひょー!気持ちいいー!」。
出たり入ったりしているうちに、あれ?二人何処へ行った?
裸のまま川原で遊んでるじゃない。
無色透明で98℃毎分2000リットルの湯はほとんどが管送され、名を変えて宇奈月温泉。MAP
黒薙温泉 黒薙温泉旅館 0765-62-1820 7:56-18:16列車時刻 \500/250

指さし確認をして線路をまたいで黒薙駅へ戻り乗車駅証明を貰う。ここから揃って乗れるかどうかは運次第。整理券は始発駅だけの措置。列車が来ました。駅員さんが小走りに空席を探してくれたけどない。と、どうでしょう。我々が立っていた所に止まった席の人達だけが一列降りるではありませんか。ありがたいことです。揃って乗ることができたとはラッキー。
11:30無事黒薙発。

おや?ゆっくり走ったかと思うと止まったりを繰り返す。「ただ今空転しております」と車掌さん。耳を澄ますと列車の引き出しはうまくいくのに加速の段になるとグニョニョーと空転、そして停車。繰り返すこと十数回、ようやく坂が緩くなってまともに走りだしてくれた。
ガタゴトキーキーと落差の大きい鉄橋と素堀のトンネルを抜けて
12:04鐘釣で下車。証明を渡して精算。\550/280

団体客もゴソッと一緒に降りてみんなお弁当タイム。砂地の底から適温の湯が湧く絶景露天なのにみんな眺めるだけ。
あー勿体ない。けど、お弁当の前で裸になる訳にいかないなぁ。
おお!洞窟岩風呂は誰もいないぞ。急いで裸に。
こちらも砂地の底から適温の湯が凄い量で湧いる。大きな一枚岩に覆われて洞窟部分は水深1m位もあって野趣満点。
鐘釣温泉 鐘釣温泉旅館 0765-62-1103 8:30-16:00 \0/0 MAP

「ゴソッと降りますから」と駅員さんに言われた所で待っていると見事に丸2両空っぽになっちゃった。
そのうちの1両を3人で貸し切り、もう1両は空っぽのまま。
14:34鐘釣発。娘が寝そべってカミさんも寝そべるのでやってみたら、ムム、これは楽しい。3人で寝そべって
14:54欅平(けやきだいら)着。\420/210

黒薙に行くトンネル

温泉入口

黒薙露天風呂

鐘釣岩風呂

寝そべって見た空