父娘の湯巡り日記　北海道編２−２　2004・7・30

30日。早朝出直すと一台のローリーに追いついた。新得町営浴場と書いてある。

林道を登り詰めたらムワッと糞の臭い。娘「臭っさー！」。これがヒグマの糞の臭いなのかなぁ。それにしても一匹や二匹の量じゃないんじゃない？クラクションを鳴らして熊さん達に人が来た事をお知らせします。
危なっかしい橋を渡ると浴槽と源泉がある。あれ？浴槽に湯がないぞ。
バルブが二つあって各々源泉と川の水。川の水は直ぐに出たけれど湯のバルブが硬くて動かない。タイヤレンチを持って来てこじると、ようやくお湯が出た。源泉は熱湯なので水もじゃんじゃん入れると浴槽は見る見る一杯になった。よーし入ろう！
娘「うっひょう！気持ちいいー！熊さーん！気持ちいいぞー！」。
開けた景色で抜群の開放感。
ヌプントムラウシ温泉　露天風呂　01566-4-5111(新得町役場)　24h \0

かんの温泉の雰囲気はいいなぁ、入浴料高いけど。まずは露天にと行ってみたらドでかい虻がうようよ。スリッパ片手に格闘10分。あらかた撃墜したので入ってみよう。
あーらいい気持ちと思う程なく敵機来襲。敵は無尽蔵で攻撃的。撤退撤退！
内湯に行ったら趣のある混浴内湯がいっぱいあって楽しい。娘は堂々と入れるからと混浴が大好き。娘「いいじゃん、いいじゃん」。
８種類も源泉があってそれぞれの風呂に掛け流されてのはすごい。木造内湯の鄙び方もいい感じ。
菅野温泉　菅野温泉旅館　01566-6-2848　10:00-17:00　\1000/500



野湯をあちこち楽しめるはずとキャンプ場の受付でお金を払って歩いていると小さい虻がワンワン寄って来た。逃げ回る娘の後ろ見るとワンワン集っている。タオルを振り回してもワンワン集ってくる。ぐるぐる走り回りながら、娘「行かないほうがいいんじゃない？」。とにかく行くだけ行ってみようと鹿の湯まで来たけど服を脱ぐなんてとても無理。
娘「しつこーい！」、走って戻ろう。車に逃げ込んで体を調べてみたら逃げ回っていた娘は無傷、戦った私は被弾３。医者に貰っておいた薬を直ぐ塗る。
一浴びも出来ず降参。他にいっぱいある野湯も全部断念。ちっくしょう。
然別峡　鹿の湯　01566-6-2311(鹿追町役場観光課)　24h　\250/150(昼)


娘「お腹へったよぉ」。然別湖畔に行けば何かあるかも。あった、あった、助けを求めるようにホテルへ入って注文。出された豚丼を、娘「吉野家のと違うね。ん、うまーい！」。この辺り店というものがない。ここに寄れなかったどうなっちゃたんだろ。
腹ごしらえもできたし、お風呂にも入れてもらおう。
然別湖畔温泉　ホテル風水 0156-67-2211 10:00-16:00　\1000/500




一軒宿の山田温泉。素朴な外観を見てホッとしてしまう。風呂も期待裏切らない素朴な造りでいい感じ。適温の湯がじゃんじゃん掛け流し。透明な湯に舞う湯の花は金色にも見える。
決めた時間よりだいぶ遅れて娘が出てきた。娘「まったりして時間忘れちゃった」。よかよか。
山田温泉　ホテル福原　01566-6-2956　8:00-19:30　\550/350



糠平温泉で何処に入ろうかなー。ここが一番でかいかな。娘がアタック。OKなので行ってみたら露天が改装工事中。んー、ちょっと悲しい。
おーい、こっち誰もいないぞー！娘「こっちもだよー！」。どちらも貸し切り。どでかい風呂場にそれぞれ一人づつ。すごい贅沢。
糠平温泉　糠平舘観光ホテル　01564-42210　11:00-21:00　\500/300