父娘の湯巡り日記　北海道編２−７　2004・8・1

やって来ました、カムイワッカの滝登り。娘「おぉ！あったかい！」。むふ、期待に胸が躍ってしまう。おおっと、滑って二人とも転けそうになってびっくり。このためにわざわざ持って来た靴だけど危ない。靴は置き去りにして靴下だけで登ることにしたけれど、これがすこぶる良好。登るほどだんだん暖かくなる滝にどんどん小躍りしちゃう。娘も小躍りして足早になってる。
登ること20分でお目当ての滝壺に到着。観光地化してて周りの人は皆水着なので我々も仕方なく用意した水着になっていよいよ入湯。
おおー、丁度良い湯加減、いいなぁ。娘も「うひょー、気持ちいいー」。谷間の自然が造った不思議な不思議な露天風呂。これは楽しい。
酸っぱい味とか目に入った痛さとか湯に触れる岩の緑色とか泉質は秋田県の川原毛大湯滝とそっくり。1m位の深さで僅かな所が1.5m程。小さな子が何人か溺れた。酸っぱいから辛そう。
涼んだり入ったりポットの水を飲んで長いこと楽しんで気が付けば周りは数人。日も暮れてきてバスの残りあと４便。後ろ髪引かれるけれど戻ろう。娘「帰りたくなーい」。
カムイワッカ湯の滝 01522-3-3131(斜里町役場) 24h \0

乗ったバスは残り３便目で案内はテープ。お客数人のバスを止めて運転氏「あの逃げないキツネは人から何か貰ったんでしょう。味を占めて狩りができなくった哀れ者です」。物欲しそうにおっかなびっくりしっぽを垂らして寄って来る。人の食べ物を食べた動物は結果早死にするんだそうな。

車に戻ってとっぷり日が暮れた岩尾別温泉に向かう。シカが道にうようよいて時にはガードレールを飛び越えて出てくる。飛んで来るって感じで全くもって危なっかしい。

ホテル地の涯(はて)の左下にある無料の露天風呂へ行く。文字通り三段階にある三段の湯は適温。ゴロゴロッと雷が鳴って雨が降って来たので滝見の湯は諦めて戻ろう。脱衣所が無いから服が濡れちゃう。
おいおい、どいてくれよ。シカが通り道を塞いで悠然と草を食べてるじゃないの。むむむ、ならば写真を撮ってやる。フラッシュが嫌いなんだな、立ち去っていく。熊じゃなくて良かった。
岩尾別温泉　三段の湯　01522-4-2331(ホテル地の涯)　24h \0

ウトロ温泉の夕陽台の湯に時間ぎりぎりで寄ったけれど循環で、残念。
ウトロ温泉　夕陽台の湯　14:00-20:00　\500/250

娘「あー、お腹減ったよう」。幸いウトロにコンビニがあって夕飯にありつける。あー良かった、助かった。

じゃんじゃん雨が降る中、車を走らせて道の駅浜小清水。現役の駅に併設されていて列車が来る。娘と駅に行ってみる。娘「へー、本当に駅なんだ」。
パソコンに取り込んだ写真をみながらカンパーイ！快適な道の駅の夜。いいなぁ。娘「このヒモ旨いなぁ」。