父娘の湯巡り日記　山陰編−４

３０日。
ゆっくり起きて回りを見たら活気づく露天市場のど真ん中。たくさんの人に見たくもない寝顔を見せちゃったな、これは。

湯免温泉、湯免観光ホテルの大衆浴場で一番目の客。おや？お湯が半分しかないぞ。聞けば係のおばさん、来るのが遅れたとかで、あと３０分もすれば溢れ出すそう。でも待ってらんない。半分のお湯で満足満足。
湯免温泉　湯免観光ホテル　大衆浴場　0837-43-2000　10:00-20:00　\500/150MAP

秋芳洞に寄って行こう。娘「何それ？」でっかい洞窟があるんだよ。娘「へー」。
中に入って娘「うひゃー、何これ？凄すぎるー」と期待を裏切らない反応。最初に訪れた時は誰でもそう思ったはず。鍾乳石が数センチ延びるのに２００年かかるとか、こうもりが15,000頭いるとか、娘にはびっくり満点。娘「百枚皿？」。千枚田のような盛り上がりを見て、娘「百枚皿っていうの？面白いねー」。
冒険コースと言う懐中電灯を持って行く別料金のコースがあるので行ってみよう。んー、懐中電灯が貸し切られていて無い。娘「ヘヘヘ、こりゃ面白しろそう。無しで行こうよ」。登りは何でもないけれど、降りる時はヌルツルで結構恐ろしい。
出て来て娘、珍しくおみやげを見たいと言う。娘「ちいさい猫を探して」。はい。
秋芳洞　0837-62-0304　8:30-16:30　\1200/600 冒険コース\300/300




長門湯本の恩湯(おんとう)は湯屋らしい建物で格好いい。回りを散策した娘が「ここに足湯があるよー」。おう！と行って足を浸けると景色が壁。作り方下手だなぁ、景色は反対側にあるのに。
ここは別れて入ろう。湯船は結構深くて加熱掛け流しの湯が溢れる双子の２浴槽。
長門湯本　恩湯　0837-23-1136(商工観光課)　6:00-23:00　\140/60MAP




俵山温泉の旅館が並ぶ風情は素晴らしい。湯量が限られていて各旅館に風呂は無く外湯に行く仕組み。みんなが集まる湯屋が何処も鉄筋で風情が無いのが残念。しかもこの時間「町の湯」しか開いてない。ごった返しているので時間を決めて別れて入湯。こんなに混んでるなら同じ会社の「川の湯」も開ければいいのに、風情を感じない風呂に混んでる分、苛立ちを感じちゃう。
俵山温泉　町の湯　0837-29-0001(俵山温泉合名会社)　6:00-22:30　\340/150MAP



一の俣温泉。もとゆ旅館に入るつもりだったけれど大衆浴場を見て心が激しく動いて様子を見に行くと小さく「営業中」。こっちー！娘も「こっちー！」。
こんにちはー！出てきたおばさんに二つある扉のどっちから入るのと尋ねたら「どちらでも構いませんよ」。開きませーん。おばさん「こっちの鍵外すの忘れてました」。
建物激渋。おばさんのご案内がもどかしい位に二人で小躍り。脱衣所は別れたけれど誰も居ないので、おーい、おいでー！テテテと娘が走って来て「女湯温い！」。止まってる加熱湯をじゃんじゃん出しましょう。pH9.93、ほのかに硫黄が香るアルカリ性単純硫黄泉で、この旅唯一の硫黄泉。湯殿も実に渋い。娘「雰囲気、いいねー」。
一の俣温泉　大衆浴場　0837-66-1050(観光協会)　10:00-20:00 12-3 -19:00MAP 　廃業




大河内温泉の「いのゆ」に来たけれど、ねぇ、循環っぽくてそそらないなぁ。娘「んー」。
たまたま山の湯旅館から出てきたご夫婦に訪ねたら、ここも立ち寄れるし一番気に入ってるとおっしゃる。仰せの通り訪ねてみれば加熱掛け流しの岩風呂が待ってました。
大河内温泉　 山の湯旅館　0837-76-0122　9:00-21:00　\400/200MAP


川棚温泉の瓦そばとはどんな物か食べてみよう。娘「あーもうだめだ、腹減ったー」。来た来た。焼いた瓦の上に茶そば、肉、錦糸卵、海苔の順で二人前が分け目無く乗っていて、じゅうじゅう音をたてている。係の人「パリパリの所をお楽しみ下さい」。でーは、いただきまーす。娘「あたしこういうの好きー」と夢中。
ここで食事をすると別館の露天風呂が１００円。入ってみたら塩素臭い循環。宿の人に尋ねたら「はい、男湯も女湯も全部循環です」ときっぱり。んー残念。
川棚温泉　瓦そば　11:00-21:00　\1050





湯ノ峠(ゆのとう)温泉に着いたら辺りは真っ暗。丸い加熱掛け流しの湯はまったりする人で満員。娘「こっちも満員。写真撮るなんて絶対無理だったよ。証拠写真撮って」。それは残念、入口でパチリ。
湯ノ峠温泉　岡田旅館　0836-72-0187　9:00-19:00　\300/250MAP




中国道でワープして湯田温泉。何だか何処も循環に当たりそうな歓楽街。落語の真打で地元に詳しい温泉仲間に聞いておいた清水温泉へ行く。
単純温泉、泉温65℃で掛け流しのキリっとする位の熱い温泉銭湯でした。男湯はそこそこに混んでいたけれど、娘「女湯はめちゃくちゃ混んでて写真は無理だったよ。入口で撮って」とここも残念そう。
湯田温泉　清水温泉　083-922-8237　8:30-22:30　\340/150MAP



温泉仲間の落語真打お勧めの柚木慈生(ゆのきじしょう)温泉に何がなんでも行きたくなって電話をしたら宿の人「今日は着けないでしょう」。ならば最寄りの道の駅まで進んで前日待機だ。国道９号線は極めて快調、目的地手前に予想なく現れた道の駅願成就温泉(がんじょうじゅ)で車中泊を決定。誰もいない。娘「Mrビーンのスパイ映画がもう一度見たい」。どうぞ、どうぞと宴会開始。いつものように寝る前に歯磨きに出たら、娘「寒ー！」。風も無いのにもの凄く寒い夜。